昔ながらの日本の風景や文化がそのまま残っているような場所といえば、京都でしょう。旅行へ行く時には一度は候補にあがる場所ではないでしょうか。その中でも全国の稲荷の総本山でもある京都の伏見稲荷大社は、ちょっとした山登りのような感覚と、自然の風景を楽しめるおすすめスポットです。電車でのアクセスもよく、行きやすいメリットもありますし、入り口付近には屋台もたくさん出ていて、休憩にも利用できます。
そして、伏見稲荷大社といえば、忘れてはならないのが、千本鳥居です。上へ上へと続く道のりは赤い鳥居だらけで、まるで異世界、異空間に放り出されてしまったような感覚に陥ります。小説やマンガ、ドラマなどの舞台で、この鳥居が不可思議な場所として使われているのが、実際に目にすることでよくわかります。この千本鳥居を抜けるまでの道のりは、実はけっこう体力を使い、時間もかかります。一日がかりで挑むつもりと、動きやすい格好でチャレンジした方が良いですよ。
ですが、その道のりの途中に見られる風景は、とても素晴らしく、休憩を取りながらでも一度は頑張って登ってみる価値があります。また千本鳥居を抜けたところにある、命婦谷の奥社奉拝所の一対の石灯篭、いわゆるおもかる石は、持ち上げたときに思ったより軽ければ願いが叶うと言われ、重たければ叶わないという言い伝えがあり、ちょっとした占い気分で、これを体験するために行列が出来ていることもあります。